１．鍼灸専門学校情報
１−１ 鍼灸師（針灸師・針灸士）
鍼灸師（しんきゅうし）は、鍼灸治療を生業としている者、または、はり師・きゅう師の資格を所持している者を言います。
はり師ときゅう師は別の資格で、同じ鍼灸師養成施設で取得できます。
はり師・きゅう師は、別々の一つの国家資格です。
１−２ 按摩ﾏｯｻｰｼﾞ指圧師、はり師、きゅう師の違い
あん摩ﾏｯｻｰｼﾞ指圧師は一つの国家資格ですが、細かく言えばあん摩・ﾏｯｻｰｼﾞ・指圧に分類されます。
あん摩は中国から日本に伝わり、日本で改良が加えられ、なでさする・もむ・おす・たたく、などの手技があります。
ﾏｯｻｰｼﾞは、西洋から日本に伝わり、素肌にパウダーやオイルをぬり、体の端から中心部分に向かって手技を行い、障害部の局所に行うことが多いです。
指圧は、日本独自の治療方法であり、主に親指や手のひらを使い一点圧刺激で、体の中心部分から端に向かって行う手技です。
あん摩ﾏｯｻｰｼﾞ指圧に共通するのは、特殊な器具などを用いず、手技のみで人の体をさわり、疾病の予防や治療を行うことです。
はり師は一つの国家資格です。
はりは、古代中国で尖った石を体に刺して、体調を整えたりしていたのが始まりだといわれています。
その後、経絡（気又はエネルギー）という路や、その経絡に反応が出やすい経穴（ツボ）が発見されました。
はりは、経絡や経穴にごく細いハリで刺激を与え、疾病の予防・治療・健康増進を行うものです。
きゅう師は、一つの国家資格です。
きゅうは、中国で生まれ、火で熱した小石を体に押し付けて、体の悪いところを治療していたのだろうと言われています。
きゅうは、経絡や経穴に温熱刺激を与え、疾病の予防・治療・健康増進を行うものです。
１−３ 鍼灸師学校入学試験
最近では、学科試験より面接や小論文試験を重要視する学校が増加していると言えます。
多くは3年制の専門学校、一部は短期大学、もしくは、4年制大学です。
専門学校と大学の多くは、視力に関する規制はなく、晴眼者でも入学が可能です。
3年間で、約400万から500万円の学費が必要となります。
Q. 国語・生物・英語・数学などの学科試験はどのように勉強すればよいですか。
A. 学科の勉強は、暗記ものと理解ものに大別できるといえます。
暗記ものは、文字通り暗記するしかないので、時間をかけて反復練習することしか方法がないです。
理解ものは、時間をかけたからと言って、すぐによくなるものではありません。
これは、個人の能力や過去の蓄積による部分が大きいといえます。
たとえば、数学や英語はこの分野に入るかも知れません。
参考書としては、一般的に次のようなものを選べばよいでしょう。
大学入試センター試験レベルと考え、センター試験用の問題集で慣れておかれるとよいでしょう。
学校によってかなり違う部分もありますので、受験校が決まったら、早めに過去問題を取り寄せて重点的にやることです。
最初は、全体像をつかむために薄い本などからはじめるとよいでしょう。
ただし、重要なことは、学科試験の成績がいくらよくても、面接と小論文で簡単に不合格になることもあるということです。
従って、面接や小論文対策も十分におこなって下さい。
とくに小論文は、頭で理解できても、時間を制限し文字で書く練習をしておかないと、書くことができません。
しかし、面接や小論文に関しては、短期間に、しかも飛躍的に上達しますので安心してください。
１−４ 針灸専門学校の入試倍率
高い学校入試の倍率でも合格する方法と考え方
Q. 一般入試・推薦入試・社会人入試などの倍率はわかりますか。
A. 定員があっても、その都度の募集人員が公表されていないことが多いので、はっきりわかりません。
ただし、一般的な募集人員の割合はあります。
また、定員になり次第募集が締め切られる学校もありますので、三次募集がない場合もあります。
学校側は、意欲のある優秀な人材を早く入学させようとしています。
最近では、とくにその傾向が強くなっています。
なぜなら、優秀な人材は、他校も受験しているので、先に合格が決まれば一般的に、合格した学校以外の学校には受験しないからです。
なお、専願受験と併願受験の違いを知った上で受験することが必要であり、はっきりとした志望動機・学校志望理由の説明ができる必要があります。
１−５ 鍼灸師の進路
（１）鍼灸院・あん摩ﾏｯｻｰｼﾞ指圧院・整骨院・スポーツ施設・病院などのスタッフ
（２）高齢者施設での介護支援業務
（３）独立開業
（４）他の国家資格の取得・留学・教員養成施設などへの進学
などがあると言えます。
0 はじめに（ホーム）
1 鍼灸（針灸・はり・きゅう）専門学校情報
2 あん摩ﾏｯｻｰｼﾞ指圧専門学校情報
3 柔道整復師専門学校情報
4 面接・小論文等の関連情報
5 自己紹介
6 合格ノウハウの一部
7-1 合格者や読まれた受験生の「生の声」
7-2 合格者や読まれた受験生の「生の声」
8 マニュアルを作った理由
9 マニュアルの目次の一部
10 今だけの特典（人数限定）
11 よくある質問 Q＆A
12 追 伸
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